3.お籠りおやきの日(7/31)
■“お籠りおやきの日”
7月の終わりに迎えるおやきを食す日が【お籠りおやきの日】です。
信州善光寺では、盂蘭盆(うらぼん)を迎えるため、7月31日は戸隠・鬼無里などの裏山、西山地方、さらには松本近辺までの広い範囲から、多くの人が金堂に籠って夜を明かすならわしがあります。
昔は籠りきれない人達が山門や鐘楼などにもあふれたものだといいます。
この人達は焼もち(おやき)を持っていくので、焼きもち道者、または茶の子道者ともいわれ、持参した焼きもち(おやき)を御供として参拝者にふるまったのだそうです。
これが信州善光寺の盂蘭盆の名物で、今でも印象深く覚えている人が多いといいます。